“無垢在来金物工法”ってどんな工法ですか?
Q. “無垢在来金物工法”ってどんな工法ですか?
▼入政建築さんが回答してくれました。
世界各地で建てられているログハウスは、丸太を横にたおし積んで構造体にする方法です。
それに対し、日本は、材木をタテ(柱)とヨコ(梁)に組むこと(軸組)で建築されてきました。
同じ空間を創造するためにかかる木材の量は、あきらかに軸組みのほうが少ない、合理的な工法です。
軸を組むとどうしても、木と木を継いだり、接合したりする場面が多くなります。
そして、同時にそこは、構造体としての欠点となってしまいます。
その欠点を補うため、仕口・継ぎ手と呼ばれる大工技術が発達しました。
釘もない時代の木造建築物が今も残っているのは、この技術の賜物です。
戦後、量産される住宅を背景に、金物を利用して仕口・継ぎ手をもっと補強しようとする動きがでてきました。
今までの仕口・継ぎ手の強さ+金物というイメージです。
現在は、それが一般的な工法となりました。
それが無垢在来金物工法です。